第32話「大久保ライブチャットF」M男くんと、エセS女。
夜の接客業は、夜ならではの大変なことがたくさんあります。昼も同じように大変なことがたくさんあるかと存じますが、夜は夜で、イロイロ大変なんです。
お客様の心が、昼間よりもすこしだけ大胆になる夜の世界。それを日々正面から受け止めなければいけないとなると、嬢も黒服も、とってもとっても疲れます。
そのため、ストレスを溜めた嬢や黒服が奇行に走るようなシーンも、ときおり見受けられるものなのです。
逆セクハラはクセになる。
歌舞伎町G店で横行した、黒服さんへの逆セクハラというものがありました。それは出勤時や退勤時、また就業中にヒマを持て余した時、黒服さんのお尻をもみしだくというもの。
昼間の職場であれば、色んな意味でアウトですね。また性別が逆転した場合は、そこが夜の世界であっても当然アウトです。
さて、何故お尻だったのでしょうか。だって男性のお尻ってプリっとしていて、触ると気持ちいいじゃないですか。筋肉質なお尻よりも、すこし痩せ型の男性だとさらに良い感触を得ることができます。これは男性がご自身のタマを触る感覚と似ているところがあるような気もするのですが、いかがでしょうか。
セクハラというものは、受け取り側の判断によって成立するものですよね。その言動を受けた相手が嫌がればそれはセクハラですし、そうでなければただのコミュニケーションやスキンシップです。
そのためわたしは笑って許してくれそうな、また場合によっては喜びそうな相手を見定めてはプリプリのお尻をもみしだいておりました。わたしはその行為によって、セクキャバ嬢としての心の安息を保っていたと申し上げても過言ではございません。
男性のお尻は、嬢の癒し。ひいては、わたしの癒しなのでありました。
時には風紀だってあります。
ナイトワークに身を置く者のタブーのひとつに、風紀違反がありますよね。風紀違反とは同じ店内で働く者同士が、体の関係やそれに近しい関係を持つこと、または恋愛に及ぶことを指します。残念ながら健全なお付き合いには至りませんでしたが、わたしにも近しい経験がございます。
また周りにも、疑わしいふたりがたくさんいました。ですが表立った問題がない限りは、それを咎めるなど野暮というものです。そのため歌舞伎町G店では、風紀違反絡みで大問題が起こるということは特にありませんでした。
同業ゆえに抱く、親近感。
現役時代、お客様から「お客さんのことを好きになって、付き合ったりしないの?」という質問を受けることがございました。そんな時は「嬢によってはあるんじゃないかしら?」という風に答えるほかないのですが、個人的には「嬢はお客様よりも黒服さんと体の関係を持つパターンが多いのではないか」と感じています。
お客様は最初からこちらのことを「嬢」として捉えていますが、黒服は違います。黒服にとっての嬢という存在は、広い意味では同業者であって、お店が扱っている商品であって、場合によっては戦友でもあります。
一般の人には分かってもらえないことも、同じ業界に身を置いていることでひとまず理解はできます。また時間を共有しただけ、どちらともなく自然に親近感を抱くことが多いのです。
もし風俗嬢と付き合いたいなら
もしも殿方が風俗嬢と付き合いたいと思ったら、黒服になって近づくことが一番なのではないかな、と思います。ですが、あまりに下心が見え見えですと、嬢だって気がつきます。仕事に不真面目な殿方は、誰からも好かれません。
その前提条件さえ押さえていれば、黒服と嬢が健全なお付き合いに至ることも、なくはないのでは、と思う次第です。
文|カサイユウ(ライター・元風俗嬢)
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