第32話「大久保ライブチャットF」M男くんと、エセS女。
その日も普段と変わらずにたんたんと、セクキャバにて接客業務をこなしていたわたし。
ひとつ変わったことと言えば、歌舞伎町の街を歩くおまわりさんがやたらと目についていたことぐらいでしょうか。
突然の警察突入で、ちょっと興奮。
日付が変わるまで、あと1,2時間ほど…という頃でした。
突然店内が眩しいほどに明るくなり、個室を仕切るカーテンすべてが勢い良く開かれました。
必死の形相でカーテンを開けて回る黒服・古川さんが焦ったように一言つぶやいたのは「警察来てます、すいません服着てください。」とのこと。
警察ですって!ナニナニ?ガサってヤツですか?と、とりあえずちょっとだけ不安になりつつも、ワクワクするわたし。
イヤ、それよりも戸惑っているのはお客様であろう…と思い「なんか、いつもこんなことないんですけどね?すみませんー!」とニコニコしてみました。
お客様をこれ以上不安にさせないように雑談で間をつなぐなど、極めて明るくつとめてみましたが、お客様の内心は「ナニナニ、俺、逮捕されんの?」と修羅場であったことでしょう。
わたしはわたしで、突然の異常事態を目の前にして完全に舞い上がっており、平静を保つのが大変でした。
ガサ入れの時期ってのが、あるらしいですね。
あとから知人に聞くところによると、その時期は歌舞伎町のあらゆる店舗にガサ入れが入った模様。
歌舞伎町のド真ん中に位置するG店もご多分に漏れずガサが入ったということでしょう。
照明やカーテン設置など、細かく見てみれば法律や条例に引っかかる部分もあったのだと思われます。
が、その反面ですべてを遵守し営業をしていたら、セクキャバなんぞまともに営業さえできないのでありましょう。
エッチな雰囲気を出すために照明は暗くしておかないといけませんし、お客様同士の姿が丸見えであったらせっかく高いお金を払っている時間を楽しんでいただくこともできません。
当然、そういう時のために黒服さんたちにはマニュアルが徹底されていたようです。
おまわりさんが店内に突入する前に照明やカーテンについての対応が取れたのも、そのおかげでありましょう。
結果何事もなく、スタッフもお客様も誰ひとりしょっぴかれることなく通常営業に戻りました。
我々は、健全なセクキャバ嬢です。
とは言え、ガサ入れの現場に居合わせたお客様が今後ご来店される可能性はかなり低いでしょうね。
もしもおまわりさんたちが「なにか見つかればラッキー」的にガサを行っているのだとすれば、一瞬一瞬の接客が勝負である健全なセクキャバ嬢たちにとっては何とも迷惑な話です。
裏側のことをよく知らずに日々接客業務を行うだけのわたしたちにとっては「なんつー営業妨害だ…」で済むのですが、いやはや大事にならなくて良かったです。
文|カサイユウ(ライター・元風俗嬢)
マニアックスの読者さんが入り浸る本物のサイト
先月もぶっちぎりで利用されたサイトはPCMAXでした
・登録後2日以内のポイント購入はボーナスがつきます
1位 殿堂入り |
PCMAX(R18) 実績は全国でダントツの最強サイト マニアックスから8754人登録(女性は1200人) |
2位 |
ワクワクメール(R18) 若い女性狙いならここがおすすめ マニアックスから1670人登録 |
3位 UP↑↑ |
マニアックスから1727人登録 |
4位 |
|
5位 |
|
6位 |
マニアックスから964人登録 |
無料ユーザー登録で現金がもらえるよ!!
⇒ 無料ユーザー登録してみる!
当コラムコーナーは、実話もフィクションも入り混じっています。読み物エンターテイメントとしてお楽しみいただく目的で掲載しており、記事の行為を推奨したり、犯罪を助長するものではありません。