第27話「大久保ライブチャットF」ライブチャット嬢の報酬は、こんな感じ。
この仕事をしていると、ときおりお客様に問われるのが働く理由と辞める時期について。
関係の浅いお客様には聞かれることは少なく、またもし聞かれてもお話する筋合いがないので適当にごまかしていました。
ただ、日頃お世話になっている常連のお客様となるとそうもいきません。
そんな時は「あなたのことを、ある程度はマジメに捉えているよ」というポーズが必要になります。
夜遊び上手な、センダイさん。
セクキャバ嬢として大変お世話になっていた、センダイさんというオジサマ。
センダイさんはしがないセクキャバ嬢であるわたしを頻繁に食事に連れ出し、その時は必ず同伴をしてくださいました。
また生粋の遊び人という出で立ちで、彼の話を聞いていると新宿歌舞伎町の飲み屋にも精通しているようでした。
肉体的にも精神的にも一線を越えることはありませんでしたが、とても頼りになる、遊び人として筋の通った古き良きタイプのお客様であったのです。
記憶に残る、ちょっとだけ真剣な話。
ある日、センダイさんがわたしにこんな質問を投げかけてきました。わたしは半分本当で、半分は嘘である答えをセンダイさんに返します。
「ユウ、ここで働いてるのはやりたい事でもあるの?」
そうだなあ、なにも思いつかないんだけど、今はお金を貯めたいかな。
「お金貯めて、何するの?」
分かんない。でも、ないよりは絶対にあった方が良いから、貯めてる。
とりあえず100万貯めてみたいかな。はは。
「そう。俺は無理強いするつもりはないけど、辞めたらユウとも連絡取れなくなるのかな。」
うーん、正直なところ、夜の仕事って半分バーチャルみたいなものだよね。
現実とリンクさせたくないから、どのお客さんとも連絡を断つと思う。
お世話になってるから、できたらそんなことはしたくないんだけど、そうしないと自分の中で折り合いがつかないから。
「そうか。俺はできれば連絡取りたいけどね。まーその時にまた考えればいいさ。」
うん、そうだね。ありがとうセンダイさん。
「辞める時は、教えてな。そのあとのことは別に良いから。」
うん、盛大にお祝いしてね。ははは。
夜遊び人の鑑。センダイさん、最高です。
G店を辞める3出勤日前あたりに、それまで指名してくださっていたお客様に辞める宣言をしました。
やはりお世話になったお客様には、一言ご挨拶をしておきたかったのです。
そして最後にドカンともうひと稼ぎしておきたいという、薄汚れた思惑ももちろんありました。
そのわたしの思惑を知ってか知らずか、いやおそらく分かってはいたのでしょうが、最終日にはセンダイさんも駆けつけてくださいました。
センダイさんは約束した通りに温かく送り出してくださり、わたしのこれからについて問うこともありませんでした。
最後までスマートなお客様でいてくれたセンダイさんは、とうに風俗業界を引退した今でもときおり思い出す、そんな存在なのです。
文|カサイユウ(ライター・元風俗嬢)
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