女性用風俗の人気が高まっています。
女性用風俗は
「女風」とも言われ、女性をターゲットにした風俗です。
AbemaTVでは、女風で働くセラピストを取り上げていましたし、実際に行ったことある人の話もちらほら。
私は風俗の体験記を書くことはありますが、自分自身が働いたことはありません。
エロライターとして、経験するべきでは?
とりあえず面接を経験して記事にするべきでは?
そんな気持ちが芽生えたので、女風の面接に行ってみました。
⚫ 女風の面接ってどんな感じ?
⚫ 面接で脱ぐの?
⚫ 面接官は怖いの?
このようなことが気になる人や、女性用風俗で働きたい人はぜひ読んで参考にしてみてください。
ネタがないから女性用風俗の面接に応募
そもそも、なんで女風の面接を受けたいと思ったのか。
「エロライターとして経験するべき!」というより、以下のような理由が強いです。
⚫ 女風の面接に行った人の記事があまりない
⚫ YouTubeのネタに困っていた
これだけ。
「あれ?働きたいわけではないの?」
そうです。働きたいとは思っていません。
これくらいの気持ちで、女風のお店を調べ始めました。検索してみれば、ものすごい量の情報が出てきます。
kaikanという女性用風俗専門のサイトには172店舗が登録されています。(2021年4月5日現在)意外と多い件数ですよね。
その中から、私でも聞いたことがある有名なお店の面接を受けることにしました。(すみません。店名は出しません。)
面接前の写真と身長審査
早速、ホームページの応募フォームをクリック。名前や生年月日を書く欄が出てきます。
上から順番に項目を埋めていくのですが、最後の方で私の欠点の記入が待っていました。
それが、
⚫ 身長
⚫ 写真
この2点の記入です。
私の身長は163cm。女性からしたらアウトオブ眼中な低身長。
163cmを好む女性なんて少ないですし、最大のコンプレックスです。
そしてもう一つは、写真の添付。しかも2枚。つまり、イケメンかどうかを判断されるわけですね。
あとあとわかりますが、この写真審査の時点で多くの人が落ちるらしいです。
自分としては、身長も顔も自信がありません。身長は盛ることなく、そのままの身長163cmを書きました。
写真はとにかく笑顔で、無邪気な写真を選びました。低身長の武器といえば、無邪気で少年のような雰囲気ですよね。たぶん。。。
そして、応募をしてから2日後。
「お写真ありがとうございます。面接スケジュール送らせていただきます。」
低身長の欠点を、とびきりの笑顔と無邪気さでカバーできたのでしょう。もしそうだとしたら嬉しいですね。
続いてお店の方からメッセージが入ります。
「当日は〇〇の前に集合でお願い致します。持ち物は履歴書です。集団面接となりますので、遅刻のないようお願い致します。」
。。。
風俗なのに集団面接!?
まさかの集団面接です。私は集団面接の経験がありません。風俗の面接が、人生初の集団面接になるとは思いもしませんでした。
「面白いネタを取材しよう!」という気持ちから、「集団面接怖い。」「他のイケメンたちと戦って、面接に受かるのだろうか。」という気持ちに変わっていきます。
何より、裸を売りにした仕事とも言える職種です。そのため、
とも考えていました。
もし脱ぐとして、集団面接はかなりきつい。私の体は全然マッチョではありませんし、最近の暴飲で、もはや若かりし頃の綺麗な肉体はありません。ただでさえ、低身長。
もはや面接が怖くなってきました。。。
面接当日、履歴書を書いて、メッセージで指定のあった場所に向かいます。最寄駅は渋谷。
高身長でイケメンばかり
当日の渋谷は土砂降りでした。長い髪をセットしてきたのに、もうクルクル状態。せっかくイケメン風にしたのに台無しです。
指定場所はとあるコンビニの前。集合時間よりも20分くらい前に着いてしまいましたが、すでにコンビニの前には、高身長のイケメンが傘をさして待っていました。
もしかして、面接の人かな。だとしたら、、、勝てない!
そのイケメンを、イケメンAとしましょう。イケメンAは身長が175cmほど。私と比べても10cm以上の差があります。スラっとした体型はまさにイケメン体型です。
しかも、肝心の顔面は、高橋一生!
高橋一生をブサイクにした感じ。。。つまり、顔面に関してはイケメンの中でも下の方。(私が言える立場ではない。)
ただ、身長や体型、顔面、服装、全てを比べてもイケメンAの方が私より、女性人気が高いでしょう。
そして、待つこと10分、気がつけば、近くにイケメンBが立っていました。
「存在感薄いっ!」って思いましたが、顔を見て驚愕。
しかもブサイクにした感じが全くありません。強いていえば、中村倫也にかわいらしさをプラスした感じ。
そう思えるほどかわいい顔。
身長は170cmほどで、服装もシュッとしていてかっこいい。イケメンBに関しては強者すぎます。
そう思っていたとき、もう1人のイケメンCが登場。しかも、身長180cmをゆうに超えています。自分の身丈に合ったスーツを着ていて、かっこいい。何より姿勢の良い男性ってよりかっこよく見えるじゃないですか。
イケメンCは宝塚出身なくらい姿勢が良いです。さらに私より圧倒的に若そう。
そして顔面は、玉木宏。(もちろん玉木宏の方がかっこいいですよ!)
イケメンA〜Cと私の4人が土砂降りのコンビニの前で待ちます。5分経っても誰も動かずに待っていることから、面接を受けるのはこの4人だと確信。
面接時間の20時。
コンビニ横の暗い路地から、190cmくらいの黒ずくめの男性が話しかけてきました。。。
街灯も少なく暗かったため、話しかけてきた人の顔がわかりません。ただ、身長の高さと黒い服、巨漢に見える体型で完全に怯える私。
イケメンA〜Cも怯えているように見えましたね。
そう言って向かったのは、巨大な雑居ビル。
ますます恐怖を感じ始めます。階段や廊下は狭く、日の光が一切入らない構造になっています。
とにかく暗い。。。
女性用風俗の面接官ってこんな感じなの?
暗い廊下を抜けて、一室に入ります。
ドアや入り口の雰囲気は、普通のマンションと変わりありません。
しかし、室内は会議室が広がっていて、長机が2つ並んでいました。蛍光灯もLEDで白く明るくなっています。
ここはレンタルスペースだからさ。事務所じゃないんだよ。
190cmの黒服男が話始めます。
僕は面接官の〇〇です。1時間くらいだけど、よろしくお願いしますね。
なんとまあ、イケメン!!!
ここにいる誰よりもイケメン。いやっ、、、マジでイケメンなんですよ。
怖さなんて一切ありません。クシャッとした笑顔が素敵な爽やか系のイケメンです。巨漢に見えたのは、ダボっとした洋服を着ていたから。よく見ればかなりスラっとした感じで、バツグンのスタイル。
肝心の顔面は、福士蒼汰と向井理をミックスした感じ。てか、福士蒼汰とか向井理にも負けていません。
今日は、うちのお店がどんな感じの仕事なのか、あとはデビューまでの流れとかを簡単にですけど説明していきますね。だから、みんな緊張しなくて大丈夫!俺の話を聞いて、質問があればいつでもしてくれればOK!
ヤバいです。普通にいい人です。
説明も丁寧ですし、ところどころで自虐やボケをかましてきます。
自分の自己紹介からすると、以前はこのお店で働いていて、トップにもなったことがあります。
高身長でイケメンで面白い。女の子からモテるだろうというのは間違いありませんでした。しかも現在でもセラピストとして働いているらしく、他の人とは桁違いの指名料らしい。
女性用風俗で働く男性のことをセラピストと言うらしい。
イケメン面接官の興味深く面白い自己紹介で、4人の緊張もほぐれ始めます。徐々に会議室にも笑い声が。
それじゃ、まずは緊張をほぐしてもらうために、2人組になって自己紹介し合ってみてください。
わたしは180cmのイケメンCと話すことになります。なぜ面接を受けたのか、仕事は何をしているのか、5分くらいの話でしたが、なぜか楽しく話すことができました。
というより、女風で働きたい人って変わり者というか、女性と遊びまくりたい人が多いのかと思っていましたが、意外と違うものなんですね。
イケメンCは、家の事情でお金を稼ぎたいとも言っていましたが、いろんな女性を相手にしてテクニックを学びたいというのが志望動機のようです。長身のイケメンが真面目だと、私みたいなやつの立場がなくなります。
私も普段の仕事や面接を受けた理由をテキトーに話しました。
女風には講習があると聞いていたけど・・・
自己紹介が終わる頃には、みんなの緊張が完全に溶解。緊張はもうありません。
ここからは、私が仕事の内容とかデビューまでの流れ、お金の話とかをしていきますので、質問があればいつでもしてくださいね。まず働くには、、、
というような感じで、面接官による説明が始まりました。
このパターンの面接は、話の聞き方とか話し方の雰囲気を見て、合否が決まるやつですよね。誠心誠意話を聞かなければ。
まず、女性用風俗の仕事内容に関して話し始めました。
お客様に指圧マッサージや性感マッサージをしてあげる仕事です。難しいことは基本的にはありません。しっかりと仕事を覚えれば大丈夫。
他にも、キスやクンニなどがあることも説明されます。
もちろん遊びではありません。仕事ですので、どんなお客様に対してもクオリティの高いサービスをするのがプロです。この意味わかりますね。
要は、おばさんもブスも来るということらしいです。まあ、そんなことはわかっていますが、面接でそんなこと言われるとは思いませんでしたね。
4人「(エッ、、、!!!)」
もちろんそんなオプションはないですが、みんなが望めば作りますよ(笑顔)
嘘でも、怖いです。。。
4人が愛想笑いです。
あっ、これだけは話しておかないといけないんですが、お店で働くにあたって講習を受けてもらうことになります。
講習とは、指圧マッサージや性感マッサージの講習のこと。ソープ嬢やM性感嬢などにも講習があることは知っていました。そして、お金がかかることも知っています。
3万円!!
まあ正直、想定の範囲内です。
講習の他にも、道具やモニターテストなどにもお金がかかってしまうんですよ。もろもろ合計すると、デビューまでに8万円かかりますね。
8万円!!!!!!!!!
正直、この金額には驚きました。マックスでも5万円くらいだと思っていたので、かなり高額です。
しかし、8万円の内訳を聞いて納得。
私が面接したお店は、業界でもクオリティが高いとして有名でした。お客様の満足度がかなり高いそうです。
そのため、デビューまでにモニターテストを2回合格しなければなりません。モニターテストとは、実際のお客様を想定したテストのこと。
講習代、モニターテスト代、道具代、その他もろもろで8万円。お店のクオリティや個人のクオリティを高めるための8万円です。
このような徹底した研修期間があるからこそ、お店自体が有名なのでしょう。調べてみると、日本全国の主要都市には店舗がありました。
なるほど、、、「気が向いたら働けばいいか」と思っていた私ですが、本当に働くなら覚悟が必要ですね。
講習の説明の後は、報酬に関しての話やシフトの話、ホームページに顔出しできるかどうかの話など、細かい説明が丁寧にされていきます。
ひと通り説明が終わった後には、質問タイムもあり、気になることを長い時間かけて説明してくれました。
てか、面接官の気さくさで質問のしやすさがハンパない。4人で6つくらい質問が出たんじゃないですかね。
合否に関しては、今日から3日以内にご連絡いたしますね。合格した人のみ、講習の日程などの話に移っていきたいと思います。
こんな感じで、集団面接は終了しました。
雑居ビルから出る頃には、4人が普通に話す仲に。みんな面接は緊張していたようですが、最後にはかなり和んでいました。そしてみんなやる気がありましたね。
「みんなで頑張ろうね!」
イケメンCのイケメン発言で解散。
最初は、「強面の人が圧迫面接をするんじゃないか」とか「服を脱げって言われるんじゃないか」とか、勝手に思っていましたが、真逆の面接でした。
一般企業の面接の方が怖いわ。
面接の結果は〇〇でした
結果は3日以内に届くようです。ドキドキの3日間ですよね。
ただ正直、私が受かる気なんて一切思っていません。周りのイケメンレベルや身長レベル、おしゃれレベルを考えたら不可能です。
しかも、調べれば調べるほど、私が面接したお店の難易度の高さがわかります。
そもそも、集団面接を週に何本も行い、月に100人近い人が面接をしているでしょう。その中から、1ヶ月にデビューできる人は数人。面接を合格するのもなかなかハードルが高いのです。(あくまで予想)
。。。
そもそも私は、女風の面接が気になったので、その様子を記事にするために面接を受けることにしました。そのため、働こうとは思っていません。
ただ、落ちるよりは受かりたい。合格は男として、女性と上手に接することができる証ですから。
そして、面接をした次の日のこと。
お店からメッセージが届いていました。受かる気がしていない私にとって、メッセージを開くことへの緊張感すらありません。
そう思いながら、メッセージを開きました。
先日は面接ありがとうございました。面接官の〇〇です。面接結果は、合格です。
えっ、合格!?
合格という文字にビビりました。まさか合格してるとは。
嬉しい気持ちになりましたが、問題は働くのか働かないのか。
私が選べるのは、以下の2択。
働かない:そもそも記事を書きたいだけだったから働かなくても目標は達成している
働く:働けばもっと深い内容の記事を書けるようになる
私にも仕事はありますし、働くとすれば、相当ハードワークになります。
そう思いながら、私が返信したメッセージは。
私は、女風で働いてもっともっと深い記事を書こうと思いました。また、この機会を逃したら一生女風で働くことなんてできないとも思いました。
ということで、正式に女性用風俗でセラピストとして働くことになります。マジでウケる。
そして最後に、女風の面接は、別に圧迫面接でもなく、強面のお兄さんが出てくるわけでもなく、集団面接で普通に面白い面接でした。
もし女風で働きたいと思っている方は、この記事を参考にして面接を受けてみてくださいね。