元看護師の薫です。
最近は当たり前になっている男性看護師。女性社会に飛び込んだ男性看護師の中にもいろいろなタイプがいます。
一番多いのは「地味非モテ系」ですね。あとは「おじさんウケする素直系」「熟女キラー系」など様々です。しかし彼らは女性患者に拒否されることも多々あります。そのような中で今回は、祖母世代まで虜にした男性看護師をご紹介しましょう。
熟女キラー
男性看護師M君は22歳。M君は控え目で特別イケメンではないですが、なぜか女性患者からの拒否もなく仕事をしています。
M君は特に目上の女性看護師や年配の女性患者などから人気があります。
M君に全く興味のない女性陣からは「22歳とか子どもじゃないか」という評価ですが、M君の虜になっている人からすると、とても可愛いそうです。
そんなM君は夜勤明けの熟女看護師とホテルに入るところを目撃されたりしています。忘年会では酔っぱらったスタッフが羽目を外したりしますが、M君に抱き着いたり、頬にキスしたりされても「はいはい」とかわしています。M君に膝枕をされている熟女もいて、忘年会でのM君の落ち着きっぷりにも驚きました。
看護業務だけでなく他業務で残業することも多いのですが、M君とイキイキと残業する熟女たちはM君と寝たことがあると噂の看護師ばかりです。
M君の虜でなかった40代後半の先輩が「なんでM君が人気なのかわからない」といいながらM君と残業をしていました。終わるころには、すっかりM君のファンになっていました。
先輩曰く
「なんか...女にしてもらえる感じ?」
と喜んでいましたが、具体的には教えてもらえませんでした。しかし残業後に、多目的トイレから2人で出てきたという目撃者がいるので、そういうことなのでしょう。
祖母世代の誘惑
熟女と遊ぶわりに、仕事に関しては至って真面目なM君。患者の元へ出発すると、ことあるごとに男女関係なく話し相手をして、なかなか仕事もすすみません。
患者Hは94歳、若い頃は芸者でもあったらしく、上品な顔立ちです。それでも90代の身体と動作です。この患者Hさんが入院することによって、M君の仕事の遅延はさらに悪化します。
夜勤中、消灯を過ぎてもナースステーションに戻ってこないM君。女性患者につかまっているのかと、病棟内を探しても見つかりません。
患者Hの病室まで来た時、中から話し声が聞こえました。ノックして部屋に入ると、はだけた浴衣の患者HがM君に抱き着いており
「え?」
と驚く私に
「違いますよ!おかしなことをしていたわけではありませんから!」
というM君。
患者Hが
「ごめんなさいねー」
と特に慌てた様子もなく、しなしなとベッドに戻っていくのを手伝うと
「70歳くらいから、乾きだしてね。男の人のアレを挿れると痛く感じてたの。でも、あの子を見てると大丈夫だと思うのよ」
という患者HにM君は
「潤滑剤を使うと良いですよ」
とアドバイスをしていました。
退出しながら
「どういう状況?」
と聞く私に「担当してから、ずっとこんな感じで」と答えるM君。
M君の話では、入院当初から担当するとパジャマを脱いだ94歳のHさんが
「怖がらなくてもいいのよ」
とベッドに入るように促してくることや、股間に手を伸ばしてこようとすることも毎日のようにあるというのです。
「担当変わるわ」
という私に向かって
「もう2週間くらい経つので大丈夫です。今度担当する時に気まずくなりますし。朝までがんばります」
というM君に
「熟女っていっても、さすがに90代には興奮しないよね?」
と別の心配をする私たちでした。
祖母世代も性を謳歌している
夜勤の休憩中にも、この患者Hの性生活についての話は尽きませんでした。
戦争を経験した世代では、男性看護師を兵隊と勘違いして股をひろげる認知症の女性患者もいます。しかし、今回の患者Hとは異なるのです。
患者Hは70歳で渇きだしたということは、それ以前も以降も性生活を謳歌しているのでしょう。
当直医も交えて話していると、こういう女性も珍しくはないのだとか。
平均寿命が伸びてきた中、診察のときに性交渉の「濡れないから痛い」「持久力がなくて果てられない」などトラブルを相談される80代90代の男女も多いと医師は言います。
無事に夜勤を終えてM君に
「Hさん大丈夫だった?」
と聞くと
「いつもは日勤なので、夜勤だとちょっと大変ですね。時間も長いし」
というM君。具体的には、芸者をしていた頃からの旦那さんたちとの性生活の話を聞き、その間も
「こうやって話すだけでも潤うわ。イメージって大事ね」
「50歳くらいの時は、口紅で私の身体に落書きすることが趣味の人もいてねー」
というすごい内容をはさんできたようです。他にも若い頃は、お坊ちゃま達の筆おろしをして、希望者がひっきりなしだったとか。これに関しては、想像していた芸者像とかけ離れていてびっくりしました。どの世界にもいろいろな人がいますね。
余談ですが、この数年後のM君は医師に連れまわされソープやキャバクラデビューを果たし、より熟女キラーに磨きがかかってしまいました。
男性看護師は女性患者に人気
冒頭では女性患者の男性看護師への拒否は結構多いと書きましたが、その中身は処置やケアなどの裸になるものだけです。検温や会話だけなら、女性患者は男性看護師と話すことでテンションは上がっています。
男性看護師や男性医師など好みのスタッフがいる女性看護師は、毎朝メイクし洗面所が混雑するくらいです。大部屋の女性陣の中央で、男性看護師が立って黄色い声を浴びながら複数の女性患者と会話をしていることもあります。
その割に、処置や肌を見せるときには「男性は絶対イヤ!」と全力で拒否されるので、男性看護師のストレスはすごいですよね。その点、男性患者が女性看護師を拒否することは、よほどでなければないのでありがたいです。