元看護師の薫です。最近は男性看護師もグッと増えてきましたね。そんな彼らは実際の現場で女性患者から担当することや処置にNGを出されることも多いんです。看護師としては仕事として傷を見たりしますが「裸を見られる」と拒否をする女性も多いのが現実です。今回はそんな男性看護師のお話です。
美魔女現る
50代女性患者D、色白黒髪の美魔女。
女性看護師から見ても綺麗な人で、私たちは患者Dの担当日は肌ケアやヘアケアなどを教えてもらって和気あいあいとしていました。
男性医師はそれぞれに
「色気があるよなー」
といい、色白の肌に落ちる手入れのされた黒髪は男性陣には堪らないようです。パジャマ姿で髪をかきあげる仕草や、細くて白い腰などは男性医師たちが「エロい」と思うのも納得です。
女性看護師たちの中では、男ウケ研究のために患者Dの仕草や身体などを研究するスタッフもいるくらい、患者Dは人気がありました。
若くて可愛い女性看護師が患者Dをマネしても、色気は出ないのでやはり踏んできた場数が違うのでしょうね。
美魔女の狙いは若い男
私がいた病院では、男性看護師は冴えない、地味な人が多かったです。そんな中、男性看護師K君は、めずらしくさわやかでモテそうなタイプでした。ニコニコと可愛く、女性患者よりもおじさん患者に「こんな息子ならいいのに」と人気がありました。
休憩室でK君が
「患者のDさんって、先輩たちからしたらどんな感じですか?」
というので、女性看護師たちは「綺麗」「美魔女」とそれぞれ口にしましたが、K君の患者Dの評価は違っていました。
K君は
「他の女性患者のように、自分を拒否しないから最初はやりやすかったんです。でも途中から呼吸音を聞くために近づくと、患者Dの顔が耳元にあって吐息がかかるし、採血をしようと準備していたら、先端恐怖症だから怖いと言って採血前に手を握られることもあって」
と話して悩んでいました。
内容的には女性看護師にもあり得る内容で、問題行動の決定打にならず強制退院ともならないものです。
K君は真面目なので、女性看護師に相談する前に、同じ男の方が良いかと思い男性医師らに相談したようですが
「うらやましい」
「狙われてる」
「勃起したか、俺ならする」
と笑われて相談に乗ってもらえなかったとショックを受けていました。
熟女好きや美魔女好きな男性であれば喜んだのでしょうが、K君は紳士すぎたので違和感を覚えたのでしょう。K君が悩み続けるのもかわいそうなので
「担当を外そうか?」
という私たちに
「いやー、どうなんでしょう。今の段階で外れたら違和感ありますかね?」
といまいち踏み切れず。
数日後、患者Dの病室から出てきたK君が処置室で憔悴しているところを発見しました。声をかけると近くにいた男性医師も寄ってきて
「もう無理です」
とK君が一言。
なにかを察した男性医師が私を退室させました。
あとから聞いた話では、患者Dからの誘惑に勃起してしまった不甲斐なさで落ち込んでいたというのです。
男性医師によるとK君の担当頻度が減ってから、患者Dの誘惑はあからさまになったようです。
「K君は彼女いるの?」
「キャバクラとかも行くの?」
と聞かれることがあり、男性看護師が珍しいから聞くのかなと思って素直に答えていたそうです。
K君は紳士なので、女性患者の胸に聴診器を当てたり傷を見る時も、露出は最小限に押さえる良い子です。
ある日、患者Dの呼吸音を聞くためにパジャマの前を開けてもらうと、バッと上半身の服を脱ぎ捨てます。
驚いたK君が直視せずに
「服のままで大丈夫ですよ」
というと
「私、乳首の色綺麗って言われるんだけど、どう?」
と患者Dに膝に手を置かれながら聞かれ、勃起しそうになってヤバいと思ったK君は
「そうですかー」
とだけいい、胸の音を確認して退出しようとしました。
そのK君の手をとって、患者Dは自分の乳房にのせて
「Dカップだし、年齢の割にはおわん型で褒められるのよ。形も良いし柔らかいって褒められるの」
と言ったそうです。勃起してしまったけれど、なんとか病室から逃げてきたK君は、そのまま処置室へ直行して憔悴していたところを発見されたわけです。
狙った男は紳士すぎ
女性陣は男性患者からのセクハラも当たり前の日常でたくましく生きていますが、男性看護師のK君は誰にも相談できなかったのでしょう。
「なんか魔女みたいで怖かったんですよー。勃起も不本意です!」
と泣きながら強気な発言をしていました。
自分の親世代の女性にグイグイと迫られて勃起するも逃げてきたK君。勃起してもそれ以上をしない紳士さで、K君は一躍有名になりました。
患者DのK君への迫りっぷりを聞いた男性医師は
「俺にしてくれたら、慰めてあげるのになー。あの身体を持て余していたとは...」
といいつつ
「でも乳首はピンクじゃなかった、茶色だった気がする」
といった男性医師は、それがさらにエロいといって喜んでました。
K君によると患者Dを診察する男性医師たちはだいたいが、やや勃起して歩きにくくしていたそうです。回診で会うだけの先生たちを半勃起にするとか、どんなエロいことを数分でしているのかって思いますよね。
その後は女性看護師が担当を続けましたが
「このDが、K君に迫るとは...」
とみんなが意外に思っていました。それくらい色気もあって男性には不自由していない感じだったのです。
女性患者に人気があるのは理学療法士
患者Dはその後も他の病棟で入院したりしましたが、K君の噂を聞いた科長は女性看護師かおじさん看護師を担当させて被害はなかったようです。おじさん看護師は「こっそり期待していた」と言いますが、うまくはいきませんね。20代の若くて可愛いK君だから口説きたかったのでしょう。
同僚の男性看護師曰く、女性患者から誘惑されることは意外に多いようです。それも美魔女や可愛い女の子もいるとのこと。男性看護師だけでなく医師も誘惑はされるようですが、連絡先をもらう関係性は理学療法士が多いようです。「リハビリで支えてくれる先生」のほうがトキメキが生まれやすく、理学療法士たちはよく女性患者に連絡先を渡されたりしていますね。