現在のボッタクリは、水やセット料金が異常に高額なのがボッタクリバーの手法がメジャーですが、昔は「たけのこ剥ぎ」といわれるお客様からちょっとずつお金を取って、最終的に高額にする手法が流行していました。
かなり昔、僕は全国チェーンのヘルス店で働いていましたが、さらにその前はピンサロのボーイとして勤務しています。入店したキッカケはたまたま、ピンサロの店長と知り合いだったのでコネ入社させてもらいました。
ただ入ったは良いが、実はそのお店のオーナーがガチガチの武闘派で、反社会的な方が経営されていました。詳しくは言えませんが昭和バブルの生き残りでイケイケドンドンな人でした。
僕が働いていたピンサロはマトモだったのですが、系列店の闇サロは基本営業スタイルがたけのこ剥ぎでした。その手法を間近で見た僕は、ドン引きしつつも、色々と思うこともあったので、体験談も交えつつ紹介します。
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闇サロもする多角経営のやり手
さてそのオーナーですが「できる男はリスクヘッジ。多角経営が基本だよね」そう言って、表向きには自分が経営するピンサロが2店舗・闇サロ1店舗・不動産・芸能関係などなど、ハイパーメディアクリエーター並みに、実態不明の良く分からない複数の商売をしていました。
僕が勤めるのは、普通のピンサロ1店舗でしたが、隣の雑居ビルの2階では闇サロ。そして徒歩3分くらいの場所にも、もう1店舗のピンサロがありました。距離も近かったのもあり、系列店の従業員の方たちとも、麻雀で良く遊んでもらい、自然と仲良くなっていきました。
闇サロキャッチ部隊は謎の組織
一通り仲良くなり他店の事情も分かってきたのですが、それでも謎の集団がいました。それは闇サロにお客様を案内してくるキャッチ集団です。
彼等は深夜12時前になると、繁華街に現れます。闇サロ店員ではないので正確な人数は分からないのですが、高齢のオッサン2人と1オバサン1人の3人をよく見かけました。
彼等はお客さまを闇サロに案内すると
● 1人放り込んでいくら
● 落したお金の何割かをバック
個人で違う契約をしています。
ちなみに豆知識として、闇サロキャッチのオバサンは仕事前に風呂に入ってくるそうですが、その時はマンコの奥まで自分で指を突っ込んで綺麗にしてくるそうです。女の子が足りない時は自分も接客する気マンマンでビックリしました。
昔のピンサロの営業は独特だった
ピンサロは昔からボックス席でお客様の横に嬢が座り、ビールを飲みながら乳を揉んだりエッチな事をするのが流れです。だいたいは手コキかフェラでイカせます。
ただ必ず性的なサービスをするかと言えばノーです。セット料金を払うだけで、ビールを飲んで話すだけで帰る人もいます。なぜそうなるかというと嬢がお客様の財布の中身を値踏みしているんですね。
30分のフリーで入った一見の客に、マトモにサービスをしようなんて嬢はマレなんです。京都人以上のイケズさです。ピンサロでこれですから、闇サロはもっとお金にドライに値踏みします。
お客様と嬢との駆け引き
なぜ、そこまで値踏みするのか?それはお客様が使ったお金が自分の給料に直結するからです。30分5000円のコースとしてマジメにチンポ咥えても、取り半なら2500円です。
それよりも、あの手この手で性的なサービスをチラつかせて「たけのこ剥ぎ」した方が嬢としては儲かります。実際のやり方としては
「オッパイさわらして」
「追加で1000円で良いですよ」
「手コキじゃなく生尺してや」
「あと3000円で出来ますよ」
「本番してもええか?」
「一万円でOKよ」
パンパンパンパン
(よし、やり始めおったな、3分くらいしたら行ったろ)
「すみません。お客様お時間の方になりましたが、延長どうなされますか?」
「延長に決まってんだろ」
「ありがとうございます。セット料金追加で5000円です」
「ほら、もってけ、さて続きをするか」
「ダメよ。貴方の延長したのはセットだけ、続きで挿れたかったらもう1万お願い❤」
(ぐぬぬ……)
ここまでくると、ほとんどのお客様が最後までしたいから、泣く泣く1万円払います。
タケノコが伸びるように、どんどん追加で料金が発生していくので、総額で結構な額になってしまうのです。
お客様が騒ぐと即登場
闇サロなんてマトモな人間が経営しているハズないので、ほとんどのお客さまが大人しく帰られるのですが、週一くらいでボッタクリやないかい!と騒ぐお客さまもいます。そうなると、近所にお住いの左手の指が3本しかないイカツイおっさんが、現場へと5分以内でかけつけてくれます。
「何か文句あんの?」
とドスの効いた声で言いながら、わざとらしく左手でこめかみの当たりを掻き、詰めた指を見せつけます。そのオッサンの顔面の破壊力はアウトレイジ級なので、だいたいの人は引きさがりました。
闇サロは警察に摘発されました。
ただその場では引いても、ボラれた人の中には警察に駆け込んだ人もいたのでしょうね。暫くしたら、その闇サロは警察に摘発されました。
ですが、それもオーナーの計算の内で、いざという時のために闇サロの店長はパクられ役が働いています。彼は罪を認め後は、ひたすら黙秘を続けました。黙秘を続けると、こいつは絶対に口を割らないと業界内の信用が上がり、出所後の再就職に超有利です。
黙秘のかいあってか、オーナーには捜査の手は及ばず、僕の働いていたピンサロも安泰で通常営業し続けました。
しかし、この会社の人たちと長く関わるのはヤバいと思ったので、ほとぼりが冷めた頃に円満退職して、ヘルス従業員へと転職しました。
退職後もお店は暫く営業していたのですが、オーナー自身は、震災で復興バブルのシノギが熱いらしい仙台に拠点を移して風俗店を営みながら、お得意の多角経営を元気にやられていると風の噂に聞きました。
昭和や平成初期は、まだバブルの名残りが残っていて、ヤンチャな人や違法なお店も多かったですが、今となってはこんなお店は即逮捕の案件ですね。
ただどれだけ潰れてもゾンビのように復活するのが闇サロの凄いところです。